気管支拡張症は、気道で起こる炎症や感染などがくり返されることで発症・進行すると考えられています。

気管支拡張症の原因
気管支拡張症は1つの原因ではなく、さまざまな要因によって起こる病気です。気道の炎症・気道の感染・気道クリアランスの低下・肺のダメージが相互に影響し、「悪循環(あくじゅんかん)」をくり返します。

気管支拡張症と好中球

気管支拡張症の炎症の主役「好中球」
気管支拡張症では、「悪循環」の中で炎症が続きます。炎症が起こると、免疫細胞である「好中球」が細菌などと戦うために気道へ集まります。この好中球を中心とした炎症が、肺のダメージに関わると考えられています。
好中球が過剰に働くと、肺のダメージにつながる
好中球は、酵素の働きによって、細菌を攻撃する物質を準備します。しかし、気管支拡張症の患者さんの肺では、好中球が過剰に働き、強い炎症反応を引き起こしてしまいます。
そのため、以下のことが起こりやすくなります。
- 粘り気のある痰が増える
- 気道や肺にダメージが蓄積し、呼吸がしにくくなる
- 重症化し入院が必要となる
